NVIDIA Isaac Sim
× Noruno
ロボットは、いきなり現場には出さない。NVIDIA Isaac Simで施設環境をまるごと再現し、走行・制御ロジックを仮想空間で検証してから、実機に落とし込んでいます。
試すのは、現場より先に。
失敗していいのは、仮想空間の中だけでいい。
自律走行ロボットの開発でいちばん怖いのは、「動かしてみるまで分からない」ことです。障害物にぶつかる、段差で止まる、人とすれ違えない——現場で初めて気づく失敗は、時間もコストも大きく奪います。
そこで私たちは、NVIDIA Isaac Simを使って、実際の現場に近い3D環境をあらかじめ構築し、その中でロボットを走らせています。ホテルのロビー、受付、廊下——什器の配置や照明条件まで再現したデジタルツインの中で、SLAM・自律走行・障害物回避のロジックを何度でも試行錯誤できる。これが、Noruno開発の新しい土台になっています。
3つの、取り組み方。
導入予定の施設の間取り・什器配置・照明条件を3D空間に再現。RTXレンダリングによるリアルタイムのフォトリアル表示で、実機さながらの見え方を確認できます。
Noruno Go1で培ったSLAM・ROSベースの自律走行スタックを、Isaac Sim上でそのままテスト。障害物回避や動線設計を、実機を傷めずに何度でも試せます。
仮想ジョイパッドによる遠隔操作テストから、センサーデータを使った自律走行の検証まで。シミュレーションで詰めたロジックを、そのまま実機のNorunoに反映していきます。
実機での試走は準備も調整も時間がかかります。Isaac Sim上であらかじめ問題を洗い出しておくことで、現場実証の精度とスピードを大きく引き上げます。
ロボットシミュレーター、何が違う?
Gazebo・Webots・Unity/Unreal・NVIDIA Isaac Sim——ロボット開発でよく比較されるシミュレーターには、それぞれ得意分野があります。私たちがNoruno開発でIsaac Simを選んだ理由を、比較しながら整理しました。
| シミュレーター | 得意なこと | ROS連携 | レンダリング品質 | AI学習用途 |
|---|---|---|---|---|
| Gazebo | 軽量・オープンソースで手軽に始めやすい | ◎ ROS標準の定番 | △ 簡易的 | △ 弱い |
| Webots | 教育・研究用途での使いやすさ | ○ 対応あり | △ 簡易的 | △ 弱い |
| Unity / Unreal | ゲームエンジン由来の高い表現力 | △ プラグイン頼み | ◎ 高品質 | ○ 拡張次第 |
| NVIDIA Isaac Sim | GPU物理演算 × フォトリアルな環境再現 | ◎ ROS 2ネイティブ対応 | ◎ RTXレンダリング | ◎ 合成データ生成・強化学習に強い |
Gazeboは手軽さ、Webotsは教育用途、Unity/Unrealは表現力に強みがあります。私たちがIsaac Simを選んだ決め手は、ROS 2とのネイティブな親和性と、RTXによるフォトリアルな環境再現を両立できる点でした。現場に近い見た目で検証できるほど、シミュレーションと実機の挙動のズレ(Sim-to-Realギャップ)を小さくできます。
もちろん、目的によって最適なツールは変わります。「まずは手軽にROSを試したい」ならGazebo、「学習用途で環境を作りたい」ならWebotsも十分な選択肢です。Norunoのような施設内自律走行ロボットで、現場再現度と物理演算の精度を重視する場合に、Isaac Simが最も適していたというのが私たちの結論です。
取り組みの、これから。
Isaac Simを使ったシミュレーション開発は、Noruno Go1・Noruno Atlasの開発基盤として、現在も継続的に取り組んでいます。
現場に出す前に、一緒に試しませんか。
Isaac Simでのシミュレーション開発は、Noruno開発の新しい土台です。
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